不動産投資の詐欺には注意!

公開日:2024/02/08
詐欺

給与以外に安定した収入が得られると、人気が出てきている不動産投資を始めたい方もいるのではないでしょうか。不動産投資には、危険な落とし穴があります。不動産投資を始める人をターゲットにした詐欺があり、被害は増加傾向にあります。不動産投資詐欺に遭わないためには、対策をすることが大切です。

今回は、不動産投資詐欺の手口や見抜く方法などについて、詳しく解説します。不動産投資を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

不動産投資詐欺の手口とは

近年、不動産投資詐欺の被害が増加しています。不動産投資を始める方が増えて、ターゲットが明確になったことが理由の1つです。

そんな不動産投資詐欺の手口について、詳しく解説します。手口を知っておくと、リスクが把握でき、回避できる可能性があります。

手付金詐欺

手付金は、不動産を購入する際、支払う諸費用です。手付金詐欺とは、支払った手付金を騙し取り、不動産を引き渡さないという手法です。

詐欺師たちは、手付金を騙し取るために、巧妙な話術でターゲットを騙します。立地がよく、高利回りで人気の物件であると急かし、手付金の入金を煽ります。このように手付金を振り込んだあと、連絡が取れなくなるケースがほとんどです。手付金の入金を急かされたり、あまりにも好条件の物件を勧められたりした場合は注意してください。

入居状況詐欺

マンションなどの投資用不動産を購入する際、入居状況を元にする方が多いです。入居率が高い物件は、投資用不動産として人気があります。そのため、投資をするために購入する不動産は、入居率の高い方がよいです。不動産を購入してもらうために、偽りの入居状況を伝えるのが入居状況詐欺の手口です。

入居率が高いと見せるために、サクラを雇っている不動産会社も存在します。入居率が高いと思って購入しても、退去率が高く想定していた収入が得られない可能性があります。入居状況が不自然に高い場合は、不動産投資詐欺を疑ってください。

ロマンス詐欺

マッチングアプリや出会い系サイトを通じて出会った相手に、恋愛感情を使って不動産購入を促す手口です。最初から不動産を購入させることが目的で、不動産投資に興味がある方をターゲットにします。

詐欺師から提案される不動産は条件が悪く、不動産を購入したあとに連絡が取れなくなるケースがほとんどです。好意を持っている相手と別れたくないという想いから、不動産を購入する方がいます。

相手を失いたくないという気持ちで、条件の悪い不動産を購入してしまう方は多いです。また、海外のロマンス詐欺も事例としてあるため、注意が必要です。

マッチングアプリや出会い系サイトなどで出会った異性から、不動産購入を勧められたら注意しましょう。不動産投資が気になる方は、自分で情報収集し、よいと思う物件を購入してください。

不動産投資詐欺を見抜くポイント

不動産投資詐欺に合わないために、見抜くポイントを3つ紹介します。不動産詐欺をしている会社には、ある特徴があります。それらの特徴を頭に入れておけば、詐欺被害に遭うリスクが減るでしょう。不動産詐欺を見抜くポイント3つを、細かく紹介します。

マイナスな情報を言わない

不動産投資詐欺をしている会社は、紹介する不動産のマイナスな情報を伝えません。マイナスな情報を伝えないため、とても好条件な物件のように思えます。

マイナスな情報とは、経年劣化が進んでいて高い修繕費がかかるなどです。また、入居率が低く、実際にはあまり収入が得られないというのもマイナスな情報になります。

物件のよいところばかり伝えて、マイナス面を伝えないのは詐欺である可能性があります。また、どの物件でも、メリットしかない物件は存在しません。紹介してもらう物件のメリットばかりつたえてくる場合は、注意が必要です。

営業が強引

不動産詐欺は、営業が強引であることが多いです。物件の条件がよいため、二度と回ってこないなど、強引な営業を受けたら注意が必要です。好条件の物件は、すぐに契約が決まってしまうことはよくあります。しかし、購入者の意見を尊重していない強引な営業は、危険な詐欺である可能性が高いです。

好条件の物件を購入したいと考える方は多く、冷静な判断ができない場合があります。詐欺ではなかったとしても、冷静な判断ができないと後悔につながります。自分が求める条件に合う物件が見つかったときは、冷静に判断するようにしましょう。

宅地建物取引業免許の免許がない

宅地建物取引業免許とは、建物の売買をする際に必要な準備です。免許を持っているということは、正式な手続きを経て許可をとっている業者とわかります。免許を持っているとわかれば、安心して任せられます。不動産投資詐欺をおこなっている集団は、そのような免許を保有していません。

宅地建物取引業免許を持たずに、不動産取引をしている会社は、怪しいと判断してよいでしょう。免許を持っていない会社との取引は、トラブルにつながる可能性が高いです。

不動産会社を選ぶ際、免許の有無を確認しましょう。どれだけ好条件の物件を紹介してくれる会社でも、免許を持っていない場合は注意が必要です。ホームページや名刺などで、免許の有無が確認できます。

不動産投資詐欺にあわないためには

不動産詐欺にあわないためには、対策が必要です。これから解説する対策を実践すれば、不動産投資詐欺にあうリスクが減らせます。ある程度の知識があれば、騙されそうになったとき気づけます。詐欺対策をして、被害に遭わないようにしましょう。

不動産投資に関する知識をつける

不動産会社へ行く前に、知識を身につけましょう。不動産投資に関する書籍を読んでみたり、セミナーを受講してみたりすると、知識が身につきます。不動産投資に関する知識を身につけておけば、詐欺被害に遭うのを防げるだけではありません。投資の成功率がアップすることもあります。

無料のセミナーや書籍をプレゼントしている企業もあるため、利用してみるのも1つの手です。しかし、中には悪質な業者も存在します。無理やり契約をさせられるケースもあるため、注意が必要です。

わからないことをそのままにしない

初めての不動産投資は、わからないことが多いです。わからないことがあるまま投資を始めると、失敗につながります。また、よくわからないから不動産会社に言われるがまま契約してしまう方もいるでしょう。投資は、自分で理解して、正しい判断をすることが大切です。

そのため、少しでも疑問に思うことがあれば、遠慮なく確認するようにしましょう。疑問点を質問した時の対応も、不動産会社を選ぶ判断材料になります。

信頼できる不動産会社を選ぶ

信頼できる不動産会社を選ぶことが、とても重要です。信頼できる不動産会社の特徴は、実績が10年以上あったり、口コミでの評判がよかったりする会社です。

また、実際に事務所を訪問し、立派な建物であることも確認してみましょう。不動産会社を選ぶときは、必ず利用者の口コミを確認してください。口コミはリアルな声なので、事前に確認しておくと雰囲気がわかります。

まとめ

不動産投資を始める際、悪質な詐欺に注意が必要です。詐欺に遭わないためには、必要な知識をつけたり、信頼できる不動産会社を選んだり、対策することが大切です。

不動産投資が初めての方は、わからないことが多いでしょう。不安な思いや疑問に思うことは、そのままにせず何度も確認してください。不動産投資詐欺は、経験や知識がない人をターゲットにします。収入を得ようと安易に始めるのではなく、事前に調べるなどして対策をしてください。

知識もないまま始めると、取り返しのつかないことになります。後悔することがないよう、不動産会社選びは慎重に行いましょう。

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