さまざまな投資方法があり、少ない金額からでも資産運用ができる現代社会ですが、クラウドファンディング型の不動産投資をご存知でしょうか?クラウドファンディングで集めた資金をもとに、不動産運営を行い、得た利益を分配するという手法です。この記事では、クラウドファンディング型でおすすめの、不動産投資会社を3つご紹介します。
FJネクスト
FJネクストの基本情報
会社名 | 株式会社FJネクスト |
住所 | 〒163-1311 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号新宿アイランドタワー |
電話番号 | TEL:03-6733-5100(代表) |
まず紹介するのは、不動産の企画開発・売買・仲介を行う、株式会社FJネクストです。創業40年以上の信頼と、豊富な実績が強みの会社で、首都圏投資用マンションの供給ランキングで、複数回1位を獲得しています。
一般の部屋を借りたいお客さんはもちろん、地域密着型の不動産仲介業者1,200店以上、社員用の賃貸契約など、さまざまな借り手に対応することで、空室期間を短くできているのが特徴です。解約日から契約開始までの平均空室日数は、1戸あたり23.9日と短いのも、FJネクストの強み。ちなみに、部屋の原状回復工事・室内クリーニングから、募集開始までの目安はおよそ10日なので、すぐにでも入居が決まることもあります。
価値の落ちない人気エリアで多くの物件を保有している
FJネクストは、不動産市場の将来を見通し、今後人口が増えそうなエリアや人気が落ちないエリアに特化して不動産を保有しています。長い年月持ち続ける不動産だからこそ、時代に左右されにくく、賃料の落ちない場所で保有することが大切です。
東京都では主に、城南・城北・城西・城東エリア、神奈川県では、川崎・横浜エリアを中心としています。また、最寄り駅からの平均徒歩分数が、10分以内の物件がほとんどで、住みやすい立地の物件であることもメリットです。
CREAL(クリアル)
CREAL(クリアル)の基本情報
会社名 | クリアル株式会社 |
住所 | 〒110-0015 東京都台東区東上野2-13-2 |
電話番号 | TEL 03-6478-8565(土日祝・年末年始を除く10:00-17:00) |
次に紹介するのは、クリアル株式会社が運営する、不動産投資クラウドファンディングサービス・CREALです。クリアル株式会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しており、資産価値の高い物件掲載に定評があります。
2022年4月時点での元本割れはなく、累計調達額は275億円で、No.1も獲得。想定利回り3~8%の資産運用で、景気に左右されにくく、安定した投資が可能です。賃料収入をもとに配当を行うので、マーケットの影響を受けにくく、安定的な配当を実現しています。
損失が出た場合は、ファンド組成会社が優先的に負担するのも、安心材料のひとつです。また、不動産投資に欠かせない物件や、マーケット情報も詳しく開示してくれるので、納得したうえで投資に踏み切れます。
安心して投資できるリスク管理の取り組み
クリアルは、投資家が安心して不動産運用を行えるよう、安心への取り組みに力を入れています。運用物件の空室リスクに対して、マスターリース契約を行うことで、賃料収入の保証をする対策をしています。案件によっては、適用外のものもあるので、事前に確認しておきましょう。また、投資資金を安全に管理するため、信託銀行を活用し、分別管理を行なっているのもクリアルのメリットです。同時に、出金口座は契約者本人の登録のみとすることで、不正送金を防止しています。
ownersbook
ownersbookの基本情報
会社名 | ロードスターインベストメンツ株式会社 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9−13 |
最後に紹介するのは、ロードスターインベストメンツ株式会社が運営する、OwnersBookです。ロードスターインベストメンツは、東証プライムに上場している、ロードスターキャピタル株式会社の100%子会社となります。
OwnersBookは、2014年に設立された、国内初の不動産特化型クラウドファンディングです。不動産のプロが厳選した物件に、1万円という少額から投資可能で、累計募集額・信頼度・支持率でNo.1を獲得しています。OwnersBookの案件は、貸付型とエクイティ型の、2つのタイプがあるのが特徴です。
貸付型
OwnersBookの貸付型は、ソーシャルレンディングとも呼び、クラウドファンディングで集めた資金をもとに、お金を借りたい企業に対して、不動産などを担保として融資する案件です。投資家の方は、融資に対する利息と元本を、OwnersBookから配当及び出資金返還として受け取ることができます。国内不動産案件では、最低投資額1万円から始められ、全案件不動産担保付きです。
エクイティ型
OwnersBookのエクイティ型は、クラウドファンディングで集めた資金をもとに、単数または複数の特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権や出資持分などを取得するというものです。
投資家の方は、不動産運用による賃料収入や資産売却による利益を、OwnersBookから配当として受け取ることになります。最低投資額は、案件により個別に設定されており、売却益を出資持分により受け取れるのが、エクイティ型の魅力です。
しかし、償還額が出資額に対して、減少したり、なくなったりするリスクもあるので、慎重な検討が必要となります。開示される不動産情報があるので、しっかり詳細まで確認し、投資判断を行っていきましょう。
クラウドファンディング型の不動産投資の選びかた
クラウドファンディング型の不動産投資で失敗しないためには、慎重に投資先を選ばなければなりません。ここでは5つの注目ポイントを取り上げ、不動産投資先の選び方を確認します。
運用期間に注目
運用期間は3か月から3年以上までさまざまな長さがあり、自分の目的に合った選択をすることが大切です。
短期の場合は早く資金を回収できますが、利益は少なくなる傾向にあります。一方、長期の場合は、資金の拘束期間が長くなりますが、利益は大きくなりやすいです。
ただし、運用期間中は基本的に途中解約できません。運用期間は、短期の場合3か月から1年ほどで、長期は2年から3年ほどが目安です。予定よりも早く運用が終わることもあれば、延長されることもあります。
案件規模に注目
案件の規模とは、募集する資金の多さのことです。募集金額は幅広く、数億円規模の大きな物件から、1,000万円程度の小さな物件まであります。
大きな案件ほど参加しやすくなり、人気のあるファンドは、数分で募集が終了することもあります。
投資する案件の数や選択肢の多さも重要で、投資の機会を増やすためには、たくさんの案件や新しい案件が募集される頻度、そして募集金額の大きさに注目する必要があります。
また、案件の規模によって、募集金額や運用期間も異なるため、自分の目的や条件に合った案件を選ぶことが大切です。
運営会社の信用性に注目
運営会社の信用性にも注目するべきです。上場会社は、資本力が強く、倒産のリスクが低いため、初心者でも安心して投資できます。
長い経験や実績がある会社は、ノウハウや知識を蓄積しているため信頼できます。
優先劣後方式の割合に注目
多くの不動産クラウドファンディングでは「優先劣後方式」を採用しています。この方式は、損失が発生すると、最初に運営会社の出資金から補てんされます。
つまり、運営会社の出資比率が高いほど、投資家が損失を被る確率が下がるのです。ファンドを選ぶときは、運営会社の劣後出資の割合が30%以上の案件を選ぶ方が無難です。
不動産情報の開示に注目
不動産投資型において、物件情報が開示されていることはリスク対策になります。詳しい情報が開示されていれば、最寄りの駅や商業施設の有無、周りの物件の価値などを考慮できるからです。
物件の立地や築年数、周りの環境、土地や建物の面積、テナントの情報などを確認することで、リスクを予測して計画的な投資ができます。
不明確な情報で投資してしまうと、予想よりも利益が少なかったり、貸し倒れになったりする可能性があるため、情報開示を事前に確認することが大切です。
クラウドファンディング型の不動産投資のメリット
クラウドファンディング型不動産投資の2つのメリットについて解説します。
少額スタートできる
通常、不動産投資には数百万円以上の資金が必要で、不足していれば銀行から借入する必要もあります。
しかし、クラウドファンディングでは、1万円といった少ない金額から投資できます。複数の不動産に分散して投資することでリスクを減らし、資金を増やすことも可能です。
物件の情報を見ながら、実際の不動産投資と同じ感覚で投資判断ができます。ただ、不動産クラウドファンディングの最低投資額は会社ごとに異なるので、前もって確認しましょう。
手間がかからない
不動産クラウドファンディングは、パソコンやスマートフォンを使って、オンラインで取引が完了します。物件の選択や契約、配当金の受け取りなど、全てをインターネットで行えます。
また、不動産の管理や運用についても、心配する必要はありません。投資した物件の管理は、運営会社が行ってくれて、入居者の募集や物件の修繕などの手間がかからないからです。
忙しい人でも簡単に始めることができる投資方法で、手続きをネット上で完了させたあとは、分配金や元本の入金を待つだけです。
クラウドファンディング型の不動産投資のデメリット
次に2つのデメリットについて解説します。
元本割れのリスクがある
不動産の価値が下がったり、家賃収入が減ったりすると、利益も減ってしまう可能性があります。また、空室が続いたり、不動産の価値が下落したりすると、最初の投資金額よりも少なくなる元本割れのリスクが生じます。
ファンドが提示している利回りは、あくまでも予測であり、保証されるものではありません。元本の保証はされていないため、必ず利益を得られるとは限らないのです。不動産の価格は需要と供給、そして経済の状況によって大きく変わることを覚えておきましょう。
いずれにせよ、不動産クラウドファンディングは、元本保証の金融商品ではありませんので、投資するときは、保有するすべての資金をつぎ込まず、様子を見ながら投資額を決めた方がよいでしょう。
ファンドが倒産するリスクがある
クラウドファンディングのファンドを組成した事業者が倒産すると、投資したお金が戻ってこなかったり、元本が減ったりする可能性があります。
だからこそ、リスクを減らすためには、信頼性の高い事業者を選ぶことが大切です。事業者の運営状況や資本金、事業規模などをつぶさに確認し、これまでの運営実績や元本割れがなかったかも調べましょう。
まとめ
この記事では、クラウドファンディング型の不動産投資を検討している方に向けて、おすすめの企業を3つご紹介しました。近年、人気が出ているクラウドファンディング型の不動産投資ですが、もちろんリスクもあります。また、企業によって投資方法や案件もさまざまで、どのような資産運用をしたいかによって、投資の仕方も変わってきます。それぞれの不動産投資会社で、無料の説明会やオンラインセミナーが実施されているので、まずは不動産投資の全体像と、各企業の特徴を把握してから始めましょう。
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